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2008.07.28妄想劇場

ある人から突然、電話がかかってきた。滅多に電話がかかる相手ではない。
通常、メールでやりとりしている相手である。
不在にしていたので、その伝言メモをもらってから、私の妄想劇場が始まった。
 
仕事で何かまずいことしたかしら。対応に至らない点があったとか、
お客様からのクレームの連絡とか、もうあなたとはやってられないとの
通達とか、、、。
考えられるあらゆるマイナス面の妄想劇場が展開していく。
 
電話の相手と連絡がとれるまで、なぜじゃーと思うくらい、一人でああでもない、
こうでもないと妄想してしまう。
もっと襟を正して、仕事をしておけばよかったなどと、考えてしまう。
駄目だしの連鎖は、とても不健全な行為である。
 
もしかしら、予期せぬ良い知らせかもしれないのに。
喜ばしい、サプライズな連絡かもしれないのに、だ。
 
あなたにも妄想劇場の経験はある?
 
健康診断の結果待ちのときに、結果がわかるその日まで、ひたすら悪い結果を
考えながら過ごすのと似ている。
 
最悪のシナリオや想定は、心の準備や次の行動転換として必要かもしれないが、
あまり役に立たないことが多いかもしれない。
 
「過去劇場」や「未来劇場」にどっぷりといる人もいる。
 
「過去劇場」とは、あの時もっとこうしておけばよかったと、過去ばかり振り返り、
後悔する。言っても変えられない過去に思考をめぐらせる傾向の強い人。
 
かたや、「未来劇場」とは、夢想家のように、果てしなく広がる未来、非現実的な
世界の夢物語に意識が集中する傾向の強い人。
 
どちらも現在、今ココには、生きていない。
 
NLPトレーナーコースで創始者リチャード・パンドラーが言っていた。
過去のすばらしいところは、既に完了しているということ。
未来のすばらしいところは、自ら選んで変えられるということ。
 
そして、変化や影響を与えるなど何か違いを得たいのであれば、
今、あなたの周りにいる目の前の人を笑顔にすることだ。
例えばタクシーに乗ったなら、運転手さんを笑顔にすることだと。
 
変化や影響は、今ココの連続である。
「行動は、全てを解決する」と言ったクライアントさんがいる。
 
さあ、今に生きようぜ!
 
たまには、キムタクや福山雅治との「妄想劇場」は楽しいかも。。だか。