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2009.02.27そこに愛はあるのかい?

「そこに愛はあるのかい?」
このフレーズを懐かしく思われる方も多いのでは。。。
 
今から、16年前、
フジテレビの連続ドラマ江口洋介主役「ひとつ屋根の下」(1993/4/12-6/28放送)
での主人公あんちゃんのセリフ「そこに愛はあるのかい? 」は流行語にもなった。
平均視聴率28.2%、最高視聴率37.8%(第11回)
この年最もヒットしたドラマで、フジテレビの連続ドラマ史上最高の視聴率を記録。
 
あれから16年、
先日、2/19(木)-22(日)まで、東京・両国で、アメリカのトレーナーである
スティーブ・ギリガン博士のトレーニングを受けていた。
そこで、中心として扱ったものは、「愛」・「人間愛」。
まず、自分を愛すること。
そして、再び自分とつながって、使命・天命を生きること。
 
問題が何であれ、抵抗するのではなく、調和する。
言いかえると、問題・それと戦うことをやめる。
 
それと戦うのか、
それから逃げるのか、
そこに固まるのか、
 
ではなく、問題・それが何であれ、
 
自分の中心(マインド)とつながり、
それを受け入れ、
それと調和して、新たなクリエイティブな関係を築いていく。
 
この過程・新しいものを生み出そうとする過程には、そこに「愛」は必要である。
問題・それをかわいがる愛。ともに歩む愛。ともに成長していく愛。
ミルトン・エリクソン博士の教えによると、「利用法」の原則である。
 
今ここにあるものやその状況を無理に取り除こうとするのではなく、それに
興味・関心をもって関わり、居場所をつくり、それを利用・活用するという考え方。
ここに愛はある。
 
何か物事がうまくいかないとき、たいていの場合、その問題と戦っている。
問題に引き込まれている。自分も問題の一部になっていることがある。
自ら問題の一部となって、その問題を解決しようと試みている可能性が高い。
無理がある、ストレスがある。うまくいきそうにない、悪循環のプロセスである。
 
昨日、問題と戦ってしまった、、、。
 
「そこに愛はあるのかい?」
「なかった。。。」
「愛はあるけど、エゴが勝ってしまった。イケてないわたし。」
 
先日、ブラット・ピット主演の映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を見た。
老人に生まれ、成長するにつれて若返っていく。年齢を重ねるごとに、
精神的には成長していくが、肉体的に老けていくのではなく、
どんどん若返っていくという斬新なストーリー。
 
そして赤ちゃんになって生涯を閉じるという時計を反対に逆戻しにした映画である。
この数奇な人生に文句を言わず受け入れ、自分の人生を生きるベンジャミンが、
結婚して、子供を授かる。
彼は、自分の子供の成長を見届けたいが、いつの日か肉体年齢が逆転することを
恐れ(子供より外見が幼くなること)、それを妻に話す場面がある。
 
そこで、妻が彼に言う。
「最後はみんなオムツをするのよ。私はあなたを愛しているわ」と。
 
共に生きる、共に成長する、共に時間を過ごす、共に笑う、
共に老いるということのすばらしいさ。
それが人であれ、問題であれ、何であれ、今ココに存在するものを
利用・活用するという前向きな考え方を選ぼう。
そろそろ戦いは終わりにしよう。
 
数奇な人生を生きた、ベンジャミンも言っていた。
「変わるのか、変わらないのか、それを選択するのは自分だ」と。
 
「そこに愛はあるのかい?」と、自分に問いかけよう。
 
ときどき見失ったりするけど。
「ある」と答えたい。
 
「そこに愛はあるのかい?」