2011.01.14無邪気にいこう!
ちまたにあたたかな気分を伝染している伊達直人・タイガーマスクのニュース。
共感が共感を呼んで善意の輪が広がっている。
ニュースによると、2008年のリーマン・ショック以降、不況と言われているが、
ユニセフへの寄付は、その不況と反比例して、年々増えている。
2010年度は、過去最高の寄付金額だったらしい。
個人消費の財布のひもは、固く堅実だが、
その一方の流れもあるのは事実だ。
潜在的なニーズや本人が気づいていない真の価値観が存在する。
あなたの大切な価値観は何だろう?
豊かで、貧しい時代なのかもしれない。
精神的豊かさ(スピリチュアル)、つながり、地球との共存、エコなど
私たちが本来もっていた本質への回帰が叫ばれている時代。
成人式を迎えた若者は、将来への希望よりも不安を口にする。
明るくて、暗い世の中。
スタバで、隣あわせた女子高校生の会話。
聞くつもりはないが、隣の席で声が大きいので、聞こえてくるわけ。
見た感じは、イマドキの茶髪や化粧はしていない、
髪の毛は真っ黒、化粧なしのどこから見てもマジメな女子高校生たち。
どうやら会話は、恋の話(恋ばな)。
「あー、恋がしたい。」
「私もー。年上がいいわ。」
スタバを見渡して、
「あの人、カッコイイ。つきあいたい。声かけようかなあ。」
「あの人、サラリーマンや。なんぼなんでも年上すぎるやろ。」
彼女たちの目線の先を見る。
どうみても40歳前半。君らのストライクゾーンは、なんと広いのか。
「でも、彼氏いた方が楽しいやん。」
ここでの彼女たちの価値観は、
彼氏がいる=楽しい・幸せ
彼氏がいない=楽しくない・不幸せ。
「私、来るもの拒まず、去るもの追わずでいくわー。」と信条まで語っていた。
君たち、柔軟性抜群だね。
そして、突然、
「イン・ザ・ヒューチャー、未来に向って、考えよう!」
この後、将来を見据えた未来のオトコの話を展開する彼女たち。
「やっぱりオトコは、医者がいいわ。」
「私は、アラブの石油王。」
「医者やって。」
「アラブやって。」
君らの無邪気な展開の妄想劇場はどこまで広がんねん!
と、突っ込みをいれたいくらい、おもしろい。
「医者はお金あるって。」
「アラブの石油王はもっとあるで。」
「まあ、どっちでもいいけど、財産は、全部もらおう。」
「そうそう。」
君ら、最後の価値観はお金かい!
あれだけ、さまざまな条件や価値観を並べていたのに。
一見、超マジメ風な女子高生も積極的な自分からガッツリの
肉食系という現実。
男子、大変やなあ。
いや、楽なのかあ。。。
明るくて、暗い世の中。
なげいていてもしょうがない。
今、私たち一人一人ができることは何か?
さて、意外にも彼女たちの妄想劇場に学べるところがある。
彼女たちのように無邪気に望むものを描いてみよう。
マーティン・セリングマン博士による楽観主義者(オプティミスト)は、
幸福・成功するというデータもある。
できるかどうかではなく、やりたいかどうかで、口にだしてみよう。
そして、絵や文章で記録しておこう。
このときに、あなたの大切な価値観、本質から考えてみよう。
まだ、あなたが気づいていない大切な価値観に出会うチャンスは、
無邪気な妄想劇場かもしれない。
あなたの大切な価値観は何だろう?
そして、今、私たち一人一人ができることは何だろう?