2011.09.20ココロにいいことしてる?
日々、ココロにいいことしてる?
昨日9月19日は、敬老の日。
今年、全国には100歳以上の方が47,756人。
(昨年より3307人増加。)
その内87.1%は、女性。
厚生労働省が2011/7/27に発表した2010年度の日本人の平均寿命は、
女性の平均寿命は、86.39歳 (世界1位)
男性の平均寿命は、79.64歳 (世界4位)
そして、長寿の方々のお言葉を聞いていると、共通点がある。
・日々、ちょっとしたことで笑う
・好きなことをする
・クヨクヨしないで、自分も他人も許す
(いつもまで怒らない)
・人と会話する
・感謝する など
どれもココロによさそう。
そして、簡単な笑いの習慣は、科学的根拠も得ている。
英国ハートフォードシャー大学教授 リチャード・ワイズマン博士よる
著書「『その科学が成功を決める」に科学的実験結果が書かれている。
固有反応心理学と呼ばれる研究分野での、有名な実験では、
口角を少し上にあげて15~30秒間、筋肉をわずかに動かすだけで、
驚くほど気分に変化がでることが確認されている。
さらに、1980年代に、マンハイム大学のフリッツ・ストラック氏の実験によると、
参加者を2つのグループにわけ、次の風変わりな方法で漫画を見てもらった。
片方のグループには、上下の歯で鉛筆をくわえてもらい、
唇が鉛筆につかないようにしてもらった。(微笑んだ表情)
もう片方のグループには、歯を使わずに突き出した唇だけで、
鉛筆をくわえてもらった。(不満顔)
実験の結果はもうおわかりだろう?
参加者の表情が当人の気分に影響する傾向が見られた。
微笑んだ表情をしたグループの方が幸せな気分になり、
漫画をおかしいと感じた。
そして、笑いとリラクゼーションに関する研究では、
ストレスに襲われても自然にユーモアで乗り越えられる人は、
免疫系が極めて健康で、
心臓発作や脳卒中を起こす確率が40%低く、
歯の手術で痛みを感じることも少なく、
平均より4.5年長生きすると書かれている。
自分が感謝することを週1回、5つ、短く書きだしたグループが
より幸福感が高く、将来に対して楽観的で健康状態がよかったという
結果もでている。
シンプルだね。
ココロにいいことしてる?
※リチャード・ワイズマン博士は、
莫大な数の被験者を対象群と非対象群にわけ、徹底してデータを収集し、
これまでの自己啓発の常識を科学的実験で、証明したり、覆したりしている。