2012.06.19サポートしてますか?
人生には、色々なことがありますね。
20世紀最大の心理療法家ミルトン・エリクソン博士が言います。
「人生は、誰にも平等に、
晴れの日もあれば、雨の日も、嵐の日ある」と。
これは、さまざまな人が、どこかで耳にしたことがある言葉です。
しかし、ミルトン・エリクソン博士が言うと、その言葉の影響力は、絶大です。
なぜなら、彼は、17歳でポリオを発症し、
目を除く全身が麻痺したにも関わらず、回復するまでの退屈しのぎに
赤ん坊が歩くことを学ぶ成長過程を観察し、
そして、同じようにすれば自分も歩くことができるのではないかと考え、
実際に歩けるようになった偉大な人です。
私たちは、その言葉を誰に言われるかに、大きな影響を受けています。
先日、子育てを終えた女性と話す機会がありました。
三人のお子さんは、独立されています。
「時々、思うことがあるんです。
あのときの私の対応はあれでよかったのかなあと」
「大丈夫だからと言ってあげたかった。けど、
あの子がこれから何くそという思いを持って、自立してほしくて、
言えなかった。。。」
親の愛情。
この女性のお話をお聞きして、
自分の母親の思いを聞いているようにも感じました。
人はそれぞれ最善を尽くしていますね。
対人関係において、大切なことの1つは、
ヘルプではなく、サポートです。
辞書を引くと、
ヘルプは、助けること。援助。
サポートは、支えること。支持・支援すること。
サポートとは、
相手の可能性を引き出し、相手の自立を応援する関わりと言えます。
ミルトン・エリクソン博士は、クラアイントのもっている能力・特徴を
利用して、効果的な治療をされました。
まさに、ヘルプではなく、サポートと言えます。
そして、子育てを終えられた女性も同じことをされたと思います。
さて、あなたがサポートする人は、誰ですか?