2012.10.232012年ICF国際コーチ大会inロンドン報告
2012年のICFロンドンのテーマは、『CONNECT LEARN INSPIRE』
今年は、56カ国、935名の参加。日本人は20名。
参加者の約6割が英語が母国語としない正にグローバル大会でした。
例年アメリカで行われるコーチ大会は、
グローバル・カンファレンスと言えども、
アメリカ・カナダなど英語圏の人が圧倒的。
今年は、それぞれのお国なまりの英語で、
『CONNECT LEARN INSPIRE』したという実感があります。
カンファレンスは、3人のメガ・カタリスト
(大物スピーカーによる基調講演)と
42の分科会で構成されています。
分科会では、日本人カタリスト(スピーカー)の
関京子氏と森川有理氏が、すばらしい発表をされました。
そして、今年は、組織へのコーチングの手法として、
チームコーチング、リーダーシップコーチングなどの
実践的な分科会が数多くありました。
白熱したのはフランス、イギリス、インドネシア、アメリカの
人たちと8人組で行ったチームコーチングのロールプレイ。
チームとは何か?
システムとは何か?
どのようにコーチとしてチームをコーチングするのか?
関係性は、システムであり、インテリジェンス(知能・知性)である。
関係性=システム=インテリジェンス
また、個人へのコーチングでは、
人生でのつながり・学び・触発を促すために、
脳の機能やエネルギーの使い方などの分科会が興味深かったです。
さて、今年の目玉は、メガ・カタリスト
(大物スピーカー)による基調講演です。
1日目 基調講演Brene Brown,Ph.D.氏。
彼女は、研究者でヒューストン大学の教授。
PBS、NPR、CNNなどにも出演している有名人。
『大胆不敵(偉大な勇気・大いなる挑戦):
脆弱性(弱さ)を勇気を持って認め受け入れることで、
私たちの生き方、愛し方、先導の仕方が変容する』
彼女から、勇気をもらいました。
2日目 基調講演David White氏。
詩人の彼は、巡礼の旅をメタファーに、講演されました。
『勇敢な会話:産業の挑戦へ直面する』
人間というものは、いつも傷心(ハートブレイク)するものだ。
嵐がきても、どんな時も、それを受け入れ、
船から降りて、水に足を入れて、1歩、踏み出そう。
そして、リネーム(名前をつけ直す)することで、
他の顔(違う見方)を見つけることができるだろう。
3日目 基調講演Camila Batmanghelidjh氏
彼女は、チャリティリーダー、
非営利団体創設者(Kids Company)、心理療法家。
『人間の潜在能力およびリーダーシップの哲学的な構造』
コーチ・リーダー=人々をケアすることは、人を発展・開発する人。
未来の世界に向けて、大いに語ること(カタリスト)。
あなたは、世界を変えることができる。
彼女から深い慈愛を感じました。
もう一度、システムの話に戻ります。
みなさんもお感じのとおり、システムは影響します。
メンバーの声(ボイス)は、意見。
声=関係性=システム
感情、エネルギー、場もシステムです。
もし、あなたが新たなシステムをつくるとしたら、
何を、どのようにしますか?
さて、2012年のテーマは、『CONNECT LEARN INSPIRE』
ダイジェスト版の報告をお読みいただいた
あなたのつながり・学び・触発は何ですか?