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2012.11.20リルートすることは?

2012年10月にオランダのヒルトンホテルで、
第1回目のNLPカンファレンス(世界大会)が開催されました。

NLP共同創始者のリチャード・バンドラー博士はじめ、
ジョン・ラバーユ氏などマスタートレーナーたちが
勢揃いした世界大会。

世界各国から約220名の方が参加されたと、
日本から参加されたNLPトレーナーの方から教えていただきました。

『目標設定は、カーナビに目的地をセットすること』に例えられます。

「まず、行き先を明確に設定(セット)すること。
そうすれば、道に迷っても、カーナビが行き方を教えてくれる。
そして、そこにたどり着く道は1つではなく、たくさんある」

この例え、どこかで、聞いたり、読んだりしたことありませんか?

ビジョンや目標を設定するときの効果として、
脳の構造をカーナビに例えられたりします。

10月のオランダのカンファレンスで、
リチャード・バンドラー博士は、次のように言われました。

「カーナビに目的地をセットして、途中で道に迷ったら、
 カーナビは、すぐに、『リルートします』って言うだろ。

カーナビは、『なぜ、道に迷ったんだろう』とは言わない。
すぐに、『リルートします(新しい道にします)』って言うだろ」

いかがでしょうか?

リチャード・バンドラー博士が言うように、
カーナビは、『何で、道に迷ったんだろう』とは考えないし、
悩まない。
すぐに、リルート(新しい道、別の道を探して進む)しますね。

柔軟性とは、そういうことなんだと、
すっーーごく腑に落ちましたし、ウケました。

リチャード・バンドラー博士の柔軟性。
卓越者の考え方です。

もちろん、問題点を明確にする会話は必要でしょう。

そして、その会話は、「リルートします」
(新しい道、別の道を探して進みます)
という前提に切り替えて、対話する必要があるでしょう。

『りルートする』という視点は、
先月ご紹介したICF国際コーチ大会ロンドンで
基調講演されたBrene Brown,Ph.D.氏
(ヒューストン大学の教授)が提唱する

『脆弱性(もろさ・弱さ)を認めることで変容する』
ということに、つながるのではないでしょうか。

ブレネー・ブラウン氏が言うように、
『自分や自分が所属する組織の脆弱性(もろさ・弱さ)を
 認められる人や組織は、勇気があり強い』です。

さて、今年も残り40日程です。

そろそろ、今年一年を振り返ってみましょう。

結果がどうあれ、よくやっているなあと
自分自身を認められることは何ですか?

リルートすることは何ですか?

そして、それをいつ、どこで、誰と、どのようにやりますか?