2013.11.27Calling(コーリング)?
Calling(コーリング)には、
召命、天命、使命、天職、ミッションなどの表現が含まれいます。
自分にとって、ピッタリとあてはまる言葉で
表現するのがいいでしょう。
2013年11月4日に主催した一般社団法人i愛NLP協会
「第1回NLPカンファレンス・イン・ジャパン」
基調講演に、アメリカからお迎えした
フランク・バーク心理学博士の9.11後の活動の話は、
衝撃的であり、感動的でした。
フランク・パーク博士は、まさにCalling (天命)に
生きている方でした。
バーク博士は、15年におよび心理学を研究し、
ロンドン大学精神医学研究所で博士号を取得した後
1970年代中頃に、NLPに出会いました。
バーク博士は、NLP共同創始者ジョン・グリンダー博士から
学ばれました。
そのときの同期には、あの世界ナンバー1コーチと言われる
アンソニー・ロビンス氏も一緒だったとのことです。
そして、その当時、ご自身が生涯をかけて
打ち込みたいと思っていた
NLPについての調査研究(リサーチ)。
3年間懸命に研究に取り組んだにもかかわらず、
NLP業界もコーネル大学もリサーチプロジェクトを
支持してくれなかったのです。
そうして、NLPについての研究調査をあきらめ、
バーク博士は、大学とNLP業界から離れました。
それから約30年を経て、2つの出来事がパーク博士をNLP業界へ
そして、NLPリサーチ&レコグニッション(認知)プロジェクトの
創設へと連れ戻しました。
まさに、呼びかけCallingではないでしょうか!?
その1つ目は、2001年9月11日世界貿易センタービル爆破テロの
生存者850人に向けた9カ月間の臨床ワークに取り組みました。
彼は、NLPを元にしたプロセスにより2~4時間で
PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状を
解除できることを発見しました。
2つ目は、彼自身の2003年6月末期ガン(ステージ3)
という診断でした。
1年半の闘病の中で、バーク博士は、NLPツールを
痛みのコントロールのために使い、
インナースマイル(内なる微笑み)という中医学によって
日々の生理的状態を整えました。
そして、2005年、ガンを完治されたのです。
その後、回復したバーク博士は、決断されました。
どれほどの時間が残されていようと
NLPが「心理療法における最大の進歩」だということを確立し
広く認知され、実践されるように働きかけようと。
そして、2008年にリサーチ&レコグニッション・プロジェクトを創設し、
様々な協力者と共に、臨床で効果をあげた
主にNLPの手法の研究調査(リサーチ)をしています。
また、リサーチ&レコグニッション・プロジェクトは、
臨床で効果をあげた主にNLPの手法のリサーチのために
ニューヨーク州より30万ドルの補助金を受給できました。
バーク博士は、基調講演やパネルディスカッションを通して、
何度も私たちに問いかけます。
「あなたたちは、何ができますか?」
NLP復興支援チームとして
東日本大震災に集まり創設したi愛NLP協会。
そして、それに賛同してご参加してくださった方々。
「私たちは、何ができるんだろうか?」
大文字の『 I 』には、「私」という意味があります。
これまでの時代は1人の強いリーダー「私」が主役になり、
大勢を引っ張ってきました。
しかし、これからは様々な価値や見方が求められる多様性の時代。
小文字の『i』には、私は主役でありながら同時に
「私たち=集合意識」の一部であるという
謙虚さを忘れない精神があらわされています。
そして、i愛NLP協会の『i』には、
異なる世界観を尊重しながらも
調和した世界を協働で創造するという意味を込めています。
これからは、今まで以上に、
一人一人が自分の命の尊さを受容するときです。
自分軸を持ちながら自立・自律していくことが
求められてくるときです。
そして、それと同じぐらいに他の人の命の尊さを
リスペクト(尊重)するときです。
誰もがCallingを生き、
私たちの主役となるときではないでしょうか。
さて、あなたのCalling(召命、天命、使命)は、何ですか?
そして、誰と実現していきますか?