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2014.02.27伝説が伝説を呼ぶ?

先日、冬季オリンピックソチ大会が閉会しました。

伝説ができましたね。

浅田真央選手のフリーの演技に感動と勇気をもらいました。

生放送で試合を見て、泣きました~。
前日のショートプログラムがまさかの16位。

日本中が落胆し、心配した一日。
真央ちゃんは、日本国民のアイドルで
スーパースターなんだと改めて実感しました。

本人が一番辛かったことでしょう。
「今まで何をやっていたんだろう」

翌日、見事な8回の3回転以上のジャンプを決めた
会心の演技に日本中が歓喜に包まれました。

超一流のアスリートがあそこまで
緊張で立ち直れなくなることがあるのか、
驚きでもありました。

逃げ出したくなるところを
一日で見事に立て直した真央ちゃん。

記憶に残る「金メダル」以上の感動!

「もし、自分が真央ちゃんのコーチなら
 どのように関わるか?」が
コーチ仲間の間で話題でした。

おじさんにはこの話、受けなかったなあ~。(笑)

佐藤信夫コーチがフリーの朝練習の時に、
ショートプログラムとフリーの得点配分を説明されました。

(以下、引用))

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「点数で言えば、SPは約70点、フリーは約140点。
 まだ3分の2も残っている。気合を入れてやりなさい」と
 
数字(事実)で的確に伝え、強く叱責。

しかし、完全には、真央ちゃんには届かなかったようです。

選手村に戻る前に、佐藤コーチは
静かに昔話(エビシード)を話されました。

1980年レークプラシッド五輪。
指導した松村充さん。
「松村は、SPの後に扁桃腺を腫らして2日間寝込んだ。
 練習もできなければ、食事も摂れなかったが、

『何かあったら、私がリンクまで助けに行くから』と言って
送り出したフリーで、人生ベストの滑りをした(総合8位)」

そのときは、「ムーッとして聞いていた」(佐藤コーチ)という
真央ちゃんだが、必要なエッセンスだけはしっかりと胸に刻んでいた。

「先生(佐藤コーチ)からその話を聞いて、
『自分は何もそういうの(病気など)がないのだから、
できないことはない』と思った」

「思いを残すな。持てるものを全部出してこい」と
佐藤コーチに送り出されました。

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伝説を生んだ舞台裏には、
伝説(エピソード話)がありました!

ニュースでフリーの朝練習のやりとりを知って、
私たちは、左脳で数字・事実を理解し、
右脳で、イメージを描き、共感するんだなあと思いました。

そして、世界中のスケーターや人からの応援メッセージも
後押ししてくれたことでしょう。

頭と体をどのようにつなげるのか?

理解と共感の両方が人のエネルギーになりますね。

勇気と感動をありがとう。
伝説は伝説を呼ぶでしょう!