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2015.02.20ひょっとしたら?

あなたは、自分の大切な思いを次世代につないでいますか?
そして、あなたの大切な思いには、何が含まれるでしょうか?
2011年から関わらされていただいている企業さまで、
キャリア研修を実施しています。

研修と名前がついていますが、参加型のワークショップです。

人事計画に基づいて、女性の積極的な登用を応援していく
研修体系をつくり、実施されています。

丸3年が経過し、4年目を迎えられた今年、感動的なことがありました。

当時、研修受講者だった方が昇進され、先輩講話を話される立場で
3年ぶりに再会しました。
受講者の方々が疑問点を先輩社員に質問する形式でのインタビュー
「どうしていまの職位にチャレンジしようと思ったのか?」
「自分では昇格試験を考えていなかったが、
 上司の推薦がきたときがベストなタイミングだと思って、チャレンジした」
遠い存在に思えることも自分をよく知っている人から声がかかって
「もしかしたら、自分もできるかも」と思えたことが、
一つの転機になったようです。
自分の体験や思いを自分の言葉で、堂々とお伝えされている姿に
胸がジーンとなりました。
テニスの錦織圭選手は、2014年9月の全米オープンで準優勝して
日本中を沸かせました。
ご存知の方も多いと思いますが、彼は怪我をしていて
出場が危ぶまれていました。
そして、錦織選手は、コーチのマイケル・チャン氏に「体調が悪いから」と
全米オープン欠場を持ちかけたそうです。
すると、チャンコーチは「君はここで優勝できるかもしれないじゃないか」と
錦織選手に言ったとのことです。
「かもしれない」は、とてもシンプルでパワフルです。
「ひょっとしたら、自分も世界のトップに勝ち上がれるのばないか」
そう思えるようになり、錦織圭選手強くなったと言われています。
「ひょっとしたら、」
「もしかしたら、」
「できるかもしれない」
これらは、未来の可能性を拓く言葉です。
この言葉は、過去の事象に対して使うより、
未来に対して使った方が効果的でしょう。

錦織選手や世界ランク1位のジョコビッチ選手、国枝選手の活躍で、
ユニクロの世界ブランドとしての宣伝効果は図りしれません。

ファーストリテイリング会長兼社長の柳井 正氏が

2015年2月号の日程ビジネス「アソシエ」のインタビューで、
『ビジネス=実行です』
ビジネスと勉強は違います。
勉強してもできなければ、無意味がない、
それがビジネスです。
と話されています。
そして、こんな風にも話されています。
日本人は困難な課題に直面した時、
「難しいですね」とよく言います。
しかし、米国人は、「チャレンジングだ(That’s challenging.)」と言う。
「難しい(That’s difficult.)」とは言わないんです。
「チャレンジングだ。けれどひょっとしたら、自分にもできる」
そんな気持ちを持つことが、特に若い人には必要だと思います。と。
前者の企業さまの成功のカギは、担当者の方の熱い思いから始まっています。
「もしかしたら、できるかも」
 もしかしらた、組織が変わるかも」
から、
「成功させたい」
「ぜったい実現する」に変わり、愛と信頼とともに行動されています。
そして、組織・チームを巻き込んだフォロー体制を構築されています。
研修実施後、受講者に対して、1年ごとの継続的なフォローが3年間あります。
愛情や思いは、さまざまな所に出ていらっしゃいます。
例えば、お水好きのさち@生嶋に、いつも充分なお水をご準備いただいています。
前回は、500mlのペットボトル10本をご準備いただきましたー。(笑)
加湿器ではありません。(笑)
講師が万全で快適に過ごせるようにとの心遣いに感謝しています。
役員の方がメンバーに話される承認の言葉も素敵な会社です。
錦織選手は、1回の練習時間が2時間と非常に短かったらしいのですが、
チャンコーチになってからは、コーチのアドバイスに従い
2倍の4時間以上連続して練習をしています。
その結果、錦織選手に耐久力がついて、さらに練習を重ねるうちに
体調が悪いてきでも、基本形が思わずでるようになったといいます。
「ひょっとしら、もしかしたら、私にもできるかも」が可能性を拓き、
継続性、実行力が成果を導き出したようです。
コーチが使う魔法質問
「もし、できるとしたら?」
「もし、わかるとしたら、どう?」
愛と信頼をとともに、可能性を拓いていこう。
ひょっとしたら、できるとしたら、あなたは何にチャレンジしたい?
もしできるとしたら、あなたは後世に何を伝えたい?